県指定 有形文化財
たち めいやすつな
太刀 銘安綱
日田市豆田 個人
県指定 有形文化財
たち めいやすつな
太刀 銘安綱
日田市豆田 個人
この刀は、長さが76.2cmあり、銘文に「安綱」と刀を作った人の名前が刻まれています。広瀬家6代目久兵衛(廣瀬淡窓の弟)が、府内藩内の開発治水で功績をあげた際に拝領した刀と伝わります。
もっとくわしく
この刀は長さ76.2cm、反りは2.6cmで、鎬造りの棟庵で反りがやや深いつくりをしています。子切先で腰に踏張りごころの古調があります。銘に「安綱」とあり、伯耆国の刀工である安綱が作った刀であることがわかります。しかし、後世に再刃したため地刃が変化しており、棒樋も後彫りで、伯耆の安綱独特の焼落としがないなど、元々の造形から変わってしまっている点があります。
この刀の由来として、広瀬家6代目久兵衛(廣瀬淡窓の弟)が日田代官塩谷大四郎の推薦により府内藩の財政顧問となった際、開発治水で功績をあげたため、この刀を拝領したと伝わります。
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指定年月日 昭和33年3月25日 -
記号番号 工第11号 -
種別 工芸品 -
所有者 個人